今回は昔から現在までの日本での人気犬種をまとめます。
上の世代の方との話のタネにもなるかと思うので、是非最後までご覧ください!
人気犬種ランキングは、機関によってデータが少し異なりますが、アニコム損害保険株式会社によると最新の2024年は次の順位になっています。
1位 トイ・プードル
2位 MIX犬(体重10kg未満)
3位 チワワ
4位 柴犬(豆柴含む)
5位 ミニチュア・ダックスフンド
6位 ポメラニアン
7位 ミニチュア・シュナウザー
8位 フレンチ・ブルドッグ
9位 ヨークシャー・テリア
10位 マルチーズ引用:アニコム損害保険会社
トイプードルは10年以上不動のトップです。
トイプードルは毛がほとんど抜けないですし、知的で、社交的かつ愛情深い性格です。
飼い主に対しては非常に忠実で、初めて犬を飼う人にもお奨めですね。
人気犬種の変異
日本では、1990年代から2020年代にかけて、室内犬の飼育が急増しました。
昔は、番犬としての役目もあり外での飼育が主流でした。そんな昔はどの様な犬が人気犬種だったのでしょうか?
~1940年代 日本犬
この時代までは、伝統的な日本犬である柴犬や秋田犬が人気でした。
1918年に日本犬保存会が創立され、1934年から柴犬・紀州犬・四国犬・甲斐犬・北海道犬・秋田犬と分類され犬種名で呼ばれだすようになったそうです。
因みに土佐犬は、四国犬にルーツを持つようですが歴史的に洋犬の血が混ざっており純粋な日本犬ではないようです。
1950~1960年代 スピッツ
1950年代以降に、全国的な広がりをみせ圧倒的に人気だったのは日本スピッツでした。
日本犬がまだまだ当たり前だった頃に、白く小柄で可愛らしい姿に当時の日本人は目をひかれたのかもしれませんね。
また、住宅開発が進み番犬として犬を飼う家庭が増えている中で良く吠えるという理由からも日本スピッツが好まれした。
当時は他の洋犬犬種の輸入もまだ少なく、スピッツが飛ぶように売れたためしつけがされずに、スピッツの良い部分の本質がひきだされず良く吠えるという負のイメージがついてしまったようです。
現在は、無駄吠えも少なく穏やかな性格で国内でも人気が復権しつつあります。
その他にも、名犬ラッシー・名犬リンティンティ・わんわん物語といった物語の映像によってコリー・シェパード・コッカースパニエルも人気があったようです。
1960年代~1980年代 マルチーズ
1960年代~1980年代はマルチーズが人気でした。
マルチーズは真っ白な長い被毛、丸い目、コンパクトな体という愛らしい外見を持ち、犬の貴族ともいわれています。
高度経済成長を迎えた日本では気品があるマルチーズが好まれたのかもしれませんね。
その他には、ポメラニアンやヨークシャー・テリアが人気があり座敷犬御三家と呼ばれました。
1980年代後半~1990年代前半 シベリアンハスキー
シベリアンハスキーは「動物のお医者さん」という少女漫画が流行し、多くのファンが飼い初め全国的に人気になりました。
ハスキーは少し怖い顔をしていると感じるかもしれませんが、非常に社交的で、他の犬や人間に対しても友好的です。
攻撃的な性格はあまり見られず、とても愛情深く、人懐っこい性格をしています。
しかし、大型犬の特性を理解せずに飼育する人が多かったため運動量が足りず問題行動にも対応できず、飼育ができなくなる飼い主が増え社会的に問題となりました。
犬を飼う時は、死ぬまで育てるという覚悟をして飼ってほしいものです。
その他には同じく大型犬のラブラドールレトリバーや皇后雅子様が実家で飼育されていた影響によりヨークシャーテリアも人気でした。
1990年代後半~ ダックスフンド・チワワ・プードル
第二次ペットブームが起こり、ペット人気が急増しこの頃から番犬としてより家族の一員として、室内で犬が飼われることが多くなりました。
現在までアパートやマンションの様な狭い室内でも飼いやすい小型犬がブームとなっています。
90年代後半頃~2007年はダックスフンドが非常に人気でした。
長い体、短い脚、大きな目、そして長い耳が非常にかわいいですね。
2002年はCMの影響によりチワワもブームとなりました。
最初にも記載しましたが、2008年からは現在までプードルが不動の一位です。
以上、犬の人気の変異について記載しました。
住宅環境やその時々のブームにより変化していますね。
プードルを抑えて次に1位になるのはどの様な犬なのでしょうか。
ミックス犬や柴犬、もしくは全く違う犬かもしれませんね!